長時間勉強を続けていると集中力が下がって効率が悪くなるというのは多くの人が実感しているところだと思います。
それでは、集中力が下がっている状態で勉強しても意味がないからそこで切り上げたほうが良いのか、というと必ずしもそうとはいえないと思います。
確かに短期的に見れば、1日の終盤、長時間集中して勉強した後の状態は集中力が低下しがちで学習の質という面では良いといえないため、無理して続けるよりは明日に備えて早めに休んだほうが良いかもしれません。
しかし勉強も身体的な体力、持久力と同じように鍛えれば伸びていくものです(少なくとも個人的な実感としてはそう思います)
勉強の体力も生まれつき限界値が決まっていると考えるべきではなく、むしろ身体的な体力と同じように後天的に成長させられるということです(例えばマラソンや筋トレと似ています。最初からできる人より、だんだんと成長していく人の方が多いでしょう。また、楽なところで止めるより限界まで追い込んだほうが成長が早いのも共通しています)
具体的には、集中力が切れてきたという段階であと5分、あと10分とあえて続けていきます。
最初のうちはしんどいと思います。しかし、だんだんと慣れてきて最初の頃より集中力が持続しやすくなっていることを実感できると思います。
もちろん、可処分時間にも限界がありますし、時間があまり伸ばせないという人もいるかもしれません。それでも、可処分時間ギリギリまで勉強することを意識して行けば、勉強の体力がついていき、1日の終盤まで集中力が持続しやすく、質も向上していくと思います。
少し根性論っぽい話ではありますが、1日の最後にもう一踏ん張りするという、最初はしんどいですがシンプルな方法で長期的には大きな効果が出てきます
注意点として、朝型の人は睡眠時間を圧迫して生活リズムを崩さないように注意するくらいでしょう
司法試験・予備試験は本番も長時間の集中を強いられる試験ですので、普段の勉強で長時間集中を続ける体力をつけておくことはそういった面でも役に立つはずです