一つの経験にすぎず、また大した内容ではないですが、自分が去年予備試験短答で2ケタ順位(200点台)をとったときの勉強法について書きます。
公法系35点、民事系70点、刑事系57点、一般教養42点くらいだったと思います。
ちなみに前年も180点台後半で短答に合格しました。
目次
使用教材
論文でも使うものを除くと、短答のために使ったものは次のとおりです
- メインは辰巳の短答肢別のアプリ(全科目)
- 法務省のウェブサイトからダウンロードした過去問
- 予備校の模試
- 判例六法
- 受験新報4月号の要点整理
勉強法
1→基本的にこれを使っていました。正解したものを記録してくれるので学習効率がいいと思います。試験が近づくにつれ徐々に間違えた回数の多いものだけにしぼっていきました。また、隙間時間を使って勉強できるのも便利です。
2→肢別だけだと結構だらだらとやってしまうので、2回目合格時は過去問をダウンロードして、時間を計って解きました。予備の問題だけなら意外と早く終わります。また、点数もわかるので、到達度がわかりやすいです。短答の問題は肢ごとに判断できればそれが理想ではありますが、全ての肢がわからなくとも消去法などを使って素早く処理する感覚を身につける必要もあります。結局、あしべつ→過去問の問題形式の順番で解きました。過去問は解答はありますが、解説はありませんので、アプリの検索機能を使って年度を特定し、間違えた肢の解説だけ確認していました。2年目は前年に短答に合格していたことや学校の授業もあって時間がそれほどなかったので、あしべつ(前年に2~3周していたのに加えて1周+間違えたところのみ)→予備過去問年度ごとに時間計ってとく+模試を受ける、という感じでした。
3→過去問だけだとやや不安なので、新しい問題になれるために予備校の模試は伊藤塾、辰巳、LECすべて受験しました。もっとも、短答答練は受けていません。短答答練を受けるくらいなら過去問を消化しきるか、論文の勉強をすべきだと思っていました。
模試は、1年目の合格時よりも2年目の合格時のほうが成績はよかったと思います。短答は知識面の要素が大きいので短期間で逆転しやすく、模試の成績が悪かったとしても落ち込む必要はないと思いますが、ある程度実力を反映しているのではないかと感じました。
4→判例六法は机で勉強できるときは常に横においていました。問題形式で解くことは非常に重要ですが、問われているのはあくまで条文や判例の知識が大部分です。条文の素読や問題演習で出てきた条文・判例のマークに使えます。ある程度マークしたあと、直前期にざっと見直します。判例百選は使いませんでした。
5→受験新報の要点整理は択一プロパーの知識を確認するのにそれなりに役立ちました。もっとも、誤記もいくつかあり、修正するのが大変でした。
一般教養対策
一般教養の対策は特にしませんでした。予備校の模試の問題を解いて、間違っているところだけ一応確認した程度です。
あえていうなら大学受験の勉強+大学の教養科目+TOEIC対策をしていたのが結果的には一般教養の対策となりました。
予備校の模試の英語は本番よりやや簡単な印象があります。あとは、自分は理系科目が苦手なので手を出しませんでしたが、地学あたりはとりやすいらしいです。
勉強開始時期
1年目の合格時は3月下旬くらいからはじめていたと思います。
2年目は前年に合格していたことや多少忙しかったこともあり、4月上旬から短答に全振りしました。短答の勉強のときは論文の勉強はしていませんでした。
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